第五話『桃の節句の話』


暖かい日差しが気持ちよくなってきた3月。この時期になると小さいときに7段飾りのお雛様を眺めるのが大好きだったのを思い出します。今では、7段を飾る家も少なくなってきたと聞いています。桃の節句の季節になりました。桃の節句の起原は大変古く平安時代に遡ります。昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)があり、当時この行事は貴族の間では、それぞれ季節の節目の身のけがれを祓う大切な行事でした。その中の一つ「上巳(じょうし)の節句」が後に「桃の節句」となります。(雛祭りー子供の日.comより抜粋)
 
ひな祭りは、高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が、庶民の間にも定着して行ったお祝いです。ですから単なるお祭りではなく、お七夜やお宮参りと同じく女の赤ちゃんのすこやかな成長を願う行事。(雛祭りー子供の日.comより抜粋)海外にいても子供の成長をお祝いする大事な雛祭りも大切にしていきたいですよね。
 
今回の本の紹介は、「もりのひなまつり」こいで やすこ 作
 
森のねずみたちが普段見たこともないお雛様をみたくて、のねずみばあちゃんに森でひまなつりをしたいとお願いをします。お雛様たちも大喜びで出かけよう、と声をあげます。お人形がおでかけなんて子供たちにはおとぎはなしみたいなお話、けれども最後にはきれいなお雛様がいつものようの飾られ心があたたまるお話です。森のひまなつりでは、5人ばやしが楽器を弾き、3人官女が歌い、お雛様、お内裏様は踊ります。お話を通してお雛雅のお人形たちが持っている道具を紹介したり、役目を伝えるのにピッタリのお話です。

 語り手:かとうくみこ
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