yasuko1
グレン・M・やすこ
教育開発センター代表 
カリフォルニア州公立学校児童教育開発プログラムディレクター
カリフォルニア州乳幼児教育開発マスターティーチャースペシャリスト
カリフォルニア州障害児教育IEP(Indivisual Education Planner)コーディネーター
カリフォルニア州行動分析学会会員
カリフォルニア州児童教育協会会員
全米児童教育協会会員
シトラス・カレッジ日本語CEクラスインストラクター
バイリンガル語学トレーニングディベロッパー
Granny Nanny Mrs. Glenn Child Care Facility / Glenn Foster Family Home Licence Facility 運営


2005年 アメリカ合衆国議会より
 Wo Award 受賞
2008年 カリフォルニア州CCより CA Award 受賞
2010年 シトラス・カレッジより CDCL Award 受賞

教育開発センターでは、38年の経験を生かしグローバル教育推進強化策として、Child & Adult アカデミープログラム、Kid’s Club、教育相談会、プチママ相談会、胎児教育セミナー、バイリンガル教育セミナー、児童教育セミナー、教育カウンセリング、国際交流プロデュース、日米教育関係者の橋渡しを行っている。

5児の母親。
blocks_image

第一部『しつけ』



ゆみこ:自分の子供にあう躾のやり方は、親が自分で見つけなければいけません。私の場合、
    それを見つけるきっかけになったのは、やすこ先生のアドバイスでした。
 

先生: 私はいつも胎教と乳幼児教育の重要性を強調しています。お母様が妊娠中、これから
    の出産育児に安心した状態でいることが、胎児にとってとても大事です。さらに、産
    まれてから3歳までやってきたことは、3歳から死ぬまでやることと同じなんです。
    3歳の子はもう人間なんです。だから人間として認め、尊重してやらないといけない。
    叱る時も、上から命令するのではなく、子供を自分の横に引き寄せて、同じ目の高さ
    で言うんですよ。そうすることにより子供が伸びて行きます。

 








 


ゆみこ:今まで私は、娘が癇癪をおこすとそれに負けない大声で怒鳴っていました。怒鳴ると
    自分自身ももっと腹が立つし、娘はもっとわめき散らすしで、母娘で惨めになってい
    ました。

    でも先生がおっしゃったように隣に引き寄せて「あなたは今こんな悪いことをした。
    だからママは怒っているのよ」とすごく静かな声で話したら、娘は雷に打たれたよう
    にショックを受け唇を震わせて「はい」と言いました。それまでは「ママ嫌い!あっ
    ち行って!」と叫んでいたのに、正反対の態度です。その後私がキッチンで洗い物を
    していると、娘がそっと後ろにやって来て「ママの言うこと聞きたい」とつぶやきま
    した。あまりの豹変ぶりにびっくりしました。


先生: 私がいつもお母様たちに言うのは、「KIDS LEARN FAST, KIDS CHANGE FAST,
    DO IT NOW」これなんです。それと「THANK YOU」の言葉は人を個人として尊重
    する一番の武器です。子供に大いに使って下さい。当たり前のことをしても
    「THANK YOU」と声をかけましょう。
 

ゆみこ:私それ最初はすごく抵抗があったんですよ。自分で遊んだおもちゃを片付けるとか、
    当たり前のことをしただけなのに「ありがとう」を言うのは、なんか子供にへつらっ
    ているみたいで。

    でも始めてみると、今度は子供が私に向かって「ありがとう」を言うようになったん
    です。「ママ、ご飯を作ってくれてありがとう」なんて今まで一度も聞かなかった台
    詞です。
 

先生: ネガティブな言葉は子供に絶対使いません。例えば、「まだ出来ないの?」じゃなく
    て「どこまでやったの?」「早くしなさい」の代わりに「ママ待ってるわよ」と言い
    ます。

    アメリカのお母さんは、小さい子どもに対するほめ言葉の声かけがとても上手です。
    人前でも、自分の子供をどんどん褒めます。大人のポジティブな言葉使いで子どもは
    いつも笑顔で胸を張り、とても自信ありげに行動します。アメリカでは学校の先生方
    もDon’tやCan’tのようなネガティブな言葉を、子供達には使いません。
 

ゆみこ:先生はいつも本物を五感に触れさせ子供に教えることを強調されています。


先生: 産まれて初めて見るのはリアルなものです。お母さんの顔は写真やマンガじゃないで
    すよね。お母さんのぬくもりを肌で感じ、匂いを嗅いで、足音を聞きます。五感で存
    在を感じ理解します。

    だから小さい時に与える本は、お料理やガーデニングのような実物写真入りの大人が
    見る雑誌がいいんです。私のメソッドでは、乳幼児におとぎ話はしません。おとぎ話
    は大人の想像をもとに作られた話しです。私は、偉人伝や実際にあったストーリーを
    おすすめしています。

    子供が実物に触れて、自分で想像・思考が出来るようになったときにおとぎ話を持っ
    て行くと、彼らは目をぎらぎらさせて聞きます。

    例えば子供に楽器を触らせるときは、おもちゃの楽器ではなく本物の楽器を触らせま
    す。物に対する正しい扱い方とマナーを初めから学ばせます。


    野菜も作らさせて食べさせる。絵にしても、油絵はこういうタッチ、水彩画はこうい
    うタッチと子供の時から見せるんです。

    ご飯を食べる時も陶器のお茶碗やガラスのコップを使って、物の大切さを覚えさせま
    す。水を入れた花瓶に生の花を入れてテーブルに置きます。子供が小さい時はぼー
    んとぶつかってぶわっと倒れて水がこぼれます。花瓶が倒れる状況を見ることによっ
    て、子供は次から注意を払うことでしょう。

    本物を使って、小さい時から大人のレベルで家庭教育を一緒にしていきます。そうす
    ると子供はある程度の年齢になったら、まわりのことをよく理解し、自信をもって行
    動するようになります。例えばお客さんが来るよ、と言ったら自分からお片づけして
    くれることでしょう。




    インタビュー形式で、やすこ先生の幼児教育へのアプローチを簡単に紹介しました。
    ご参考になったでしょうか?これから毎月、やすこ先生の相談会の内容の一部を
    Q&A方式で紹介していきたいと思います。相談会に参加なさりたい方は
    
こちらをどうぞ。
 

日夜子育てに奮闘中のママのみなさん、こんにちは。
やまだゆみこです。私にはもうすぐ5歳になる娘がいます。

2歳を過ぎた頃から始まった第一反抗期が、年ごとにどんどんエスカレートして
ストレスでいっぱいの毎日を送っていた時に、お友達に誘われて
ある子育て相談会へ行きました。会を主催なさっている
グレンやすこ先生のアドバイスを日常に取り入れたところ、
今まで大変だとばかり思っていた子育てがすごく楽になりました。

こんなに即効力があって素晴らしいやすこ先生のメソッドを
自分たちだけで聞いているのは勿体ない、
ぜひ私と同じような悩める多くのお母さんに知ってもらいたいと思い、
ここに先生とのインタビューを紹介します。

blocks_image
おかわりホームページへもどる
blocks_image
大人ホームページへもどる
文:やまだゆみこ
写真:鈴木香織
次号につづきます!
blocks_image
blocks_image
blocks_image